陶片 古墳時代後期 黒色土器 祭祀遺跡 土師器 須恵器 発掘 出土 骨董 古美術

古墳時代後期（6世紀）〜奈良・平安時代の土師器のうち、表面を緻密にするため煤等（炭素）を 吸着させて磨きあげたものを黒色土器と呼びます。九州・瀬戸内・畿内・東海地方など須恵器製作が盛んに行われた地域以外、特に信州・北関東・南東北地方中心に生産されました。平安時代以降では畿内でも水に関連する祭祀等に使用されたようです。本品は、内側のみを黒く研磨した内黒土器の陶片ですが、黒色土器の中では最も古い様式のもので古墳時代後期に遡る非常に貴重な遺物となります。出土地は群馬県となります（詳細不明）。古墳時代の須恵器は極めて数多くありますが、内黒土器の陶片は極めて稀なものです。お好きな方、如何でしょうか？